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☆:妙泉寺について、ご住職にお話を聞いてみました。
住:妙泉寺は天正15年(1587)、尾張地方の布教拠点として清洲城のすぐ近くに建てられました。宗派は日蓮宗、総本山は山梨県の身延山久遠寺です。

☆:420年以上の歴史があるのですね。清洲城の近くに建てられたのになぜ名古屋の中心地にあるの?

住:関ヶ原の戦いの後、徳川家康は尾張藩の城下町として名古屋を選び、慶長15年(1610)名古屋城を築城し城下町をあげて移転したんだよ。これを歴史上「清洲越し」と言っています。新しく政治・経済・文化の中心となった名古屋に妙泉寺も移転してきたんだよ。

☆:民族大移動ですね。(^-^) どうしてお寺に三つ葉葵の紋があるの?
住:清洲から移転してきたお寺は選ばれたお寺で、そのお寺だけ葵のご紋が許されてるんだよ。

☆:水戸黄門みたい(^O^)
住:因みに、水戸のご老公は日蓮宗なんだよ。

☆:へぇ~(*_*) 420年の歴史の中にはいろいろなことがあったでしょうね。
住:妙泉寺にとって一番大変な出来事が昭和20年の名古屋大空襲だね。妙泉寺だけでなく名古屋全体が焼け尽くされたからね。だからお寺の建物や宝物、古い資料などはみんな焼失してしまったんだよ。ただ、お檀家さんの戒名を書き記した過去帳だけは当時のご住職が大事に持っていたから、戦火を免れたんだよ。

☆:今のお寺からは想像できないですね。ところで、お墓が見あたらないのですが?
住:このあたりは戦後の都市計画で妙泉寺だけではなく、全てのお寺が東山の平和公園に墓地を移したんだよ。名古屋の中で平和公園は墓地の一等地なんだよ。

☆:長い歴史の中にたくさんの方々が関わり合ってきたんでしょうね。
住:私が25代目の住職となりますので、過去に24人のご住職とたくさんのお檀家さんが歴史の1ページ1ページを作ってきたんだよ。私もそのノートにたくさんの事が書き込めるように頑張らなきゃ!

☆:他にもたくさんの事が聞きたいのですが…

住:あとは、別のページで説明していきますね。

☆:はい(^O^)

☆:ご本堂の荘厳さにびっくりしました。でも、何がお祀りされているんですか?
住:ご本尊は仏様と私達の世界を書き表した『大曼陀羅』です。仏像はその大曼陀羅に書かれている仏様や神様をお祀りしています。

☆:この左側にある鬼の形をした神様は?
住:これは鬼子母神だよ。子育てで有名だけど、この神様は霊的なパワーがすごくて、願い事を叶えてくれたり、自分の道がスムーズに進めるよう応援してくれる神様なんだよ。日蓮宗では100日間の大荒行があるけど、その読経堂には鬼子母神様がお祀りされているんだよ。




 
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